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『享保のロンリー・エレファント』薄井ゆうじ 岩波書店
享保13年将軍吉宗が安南(ベトナム)から呼び寄せたオスメスの象が長崎の港に到着。メス象は旅の疲れで長崎で死んでしまう。一方残されたオス象は陸路歩いて江戸までやってくる。その史実をもとに7つのオムニバス形式で象にまつわる人々のドラマを描いた時代小説。軽い感じの文章だから時代小説読みなれている人にはライトすぎるかも。 ![]() ◆長崎から江戸まで象のお医者さんとしてお供することになった見習い医師峰吉。◆江戸中野村の象小屋番を任され、象の糞をまるめた『象洞』をはしかの妙薬として売って儲ける百姓長助。◆仇討の為に人生を捨てている父をいさめようと道中の京都で将軍様の象に斬りかかろうとする舞妓修行中の娘カヨ。◆表街道を通る象が見たくて峠の茶屋から抜け出して行方知れずになった娘トシ。◆象の錦絵を売って出奔後の余生を生きる武士栂川と謎の絵師玄兎。◆ギクシャクした親子関係を象を介してなんとか改善しようとする不器用な父将軍吉宗。その子家重。◆最終章は、演目『象引』で本物の象を使ってお客を喜ばせようとする二代目市川団十郎。江戸時代の日本でたった一頭の象さんはきっとずっと孤独だったはず。けれど多くの人々に注目され影響を与えていた。象さんは今でもいつでも人気者。 ■
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by manpukuganpuku
| 2014-05-05 00:00
| book
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